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MITSUBISHI ELECTRIC ・ Full SiC-VVVF
▼ 東京地下鉄15000系 15806-15906
01系第37編成でSiCパワーモジュールを適用したVVVFを試験的に搭載していましたが、これを1500Vに対応したタイプとして2013年1月から15000系15106Fの15806-15906ユニットに搭載しています。走行音は非常に静かで、特に非同期モードはよく聞いていないと分からない程です。このインバータをベースとし、2016年に登場した9000系更新車のSiCインバータよりも静かで、同期モードに変わる部分も音の変化はほとんど感じられません。なお、このインバータを搭載した15106Fは15506号車では三菱製のPMSM駆動用VVVFを試験搭載しており、1編成で3種類のインバータを楽しめるかなり特殊な編成となっています。

>>走行音(15806) 128Kbps RA10

収録区間:中央線 荻窪→西荻窪

>>走行音(15806) 128Kbps RA10

収録区間:中央線 西荻窪→吉祥寺

>>走行音(15906) 128Kbps RA10

収録区間:東西線 落合→中野
▼ JR東日本E235系量産先行車
2015年11月から営業運転を開始したJR東日本の次世代車両です。山手線にはE231系以来、13年ぶりの新型車両となります。TIMSに代わる新たな列車情報システム「INTEROS」を導入しましたが、不具合が頻発した影響で数ヶ月間営業から退いて改修を行い、2016年3月から再び営業に復帰しています。VVVFは量産先行車ということでメーカーの比較が行われ、2〜3号車と5号車には東芝IGBT(ハイブリッドSiC)、6号車と8〜9号車には三菱SiC-MOSFET(フルSiC)がそれぞれ搭載されています。どちらのメーカーのVVVF装置も、一昔前のIGBTと比べると半分程度の大きさとなっており、技術の進歩を実感させられます。三菱電機は国内メーカーで唯一フルSiCのVVVFを実用化しており、小田急1000形更新車や北神急行7000系更新車などで実績があります。E235系の場合、今までにない音程の非同期モードがとても特徴的で、同期モードに移行する際の音に「次世代」を感じざるを得ません。

>>走行音(モハE234-1) 128Kbps RA10

収録区間:山手線 日暮里→西日暮里

>>走行音(モハE234-1) 128Kbps RA10

収録区間:山手線 西日暮里→田端

>>走行音(モハE235-1) 128Kbps RA10

収録区間:山手線 品川→田町
▼ 東京地下鉄9000系更新車
1991年の運行開始から24年が経過した9000系1次車では、2016年から主回路装置の更新や内装のリニューアルを実施する「B修繕」が行われています。第1編成目は三菱GTOであった9105Fで、2016年8月から営業運転を開始しました。主回路装置は三菱のフルSiCを採用し、今まで4M2Tであった編成はM車が1両削減されて3M3Tとなりました。音はJR東日本E235系にそっくりで、高めの非同期モードと同期モードに移る部分の音が特徴的です。日立GTOであった9103Fも更新されましたが、一貫して9105Fと同じ三菱フルSiCとなっています。

>>走行音(9105F・9205) 128Kbps RA10

収録区間:南北線 市ケ谷→飯田橋

>>走行音(9105F・9205) 128Kbps RA10

収録区間:南北線 西ケ原→王子

>>走行音(9105F・9205) 128Kbps RA10

収録区間:埼玉高速鉄道線 川口元郷→南鳩ヶ谷

>>走行音(9105F・9605) 128Kbps RA10

収録区間:埼玉高速鉄道線 鳩ヶ谷→南鳩ヶ谷

>>走行音(9105F・9605) 128Kbps RA10

収録区間:埼玉高速鉄道線 南鳩ヶ谷→川口元郷

>>走行音(9105F・9705) 128Kbps RA10

収録区間:南北線 志茂→王子神谷

>>走行音(9105F・9705) 128Kbps RA10

収録区間:南北線 王子神谷→王子

>>走行音(9103F・9603) 128Kbps RA10

収録区間:埼玉高速鉄道線 南鳩ヶ谷→川口元郷
▼ 北神急行7000-A系
1987年に三菱GTOを使って登場した7000系はVVVF車としては初期の車両でしたが、2015年から主回路装置の更新が始まりました。メーカーはGTO時代と同じく三菱で、フルSiCを適用したVVVF装置が採用されました。関東では小田急1000形、西武6000系の更新車で導入が相次いていますが、関西では北神急行が初めてだと思われます。音に関しては他社と違いはありません。E235系と違い、同期モードに移ったときに低音が響くのは小田急や西武と似ていますね。なお、更新によって形式が「-A系」となりましたが、車体表記に変化はありません。

>>走行音(7503) 128Kbps RA10

収録区間:西神・山手線 県庁前→大倉山

>>走行音(7503) 128Kbps RA10

収録区間:西神・山手線 新長田→板宿
▼ 東急2020系 New!
田園都市線の8500系置き換えを目的に、2018年より営業運転が開始された新型車両です。2020系という形式名に従来の後続という意味合いはなく、2020年に東京オリンピックが開催されることや、2022年に東急が創業100年を迎えることから付けられたようです。JR東日本のE235系と共通設計にすることで製造コスト削減を狙っており、sustinaによるステンレス車体やINTEROSの採用など、E235系の技術がそのまま使われています。VVVFもE235系と同じ三菱フルSiCです。

>>走行音(2327) 128Kbps RA10

収録区間:東武スカイツリーライン 春日部→せんげん台
▼ 東京地下鉄13000系13122F〜 New!
日比谷線の20m車7両編成化により増備が進められている13000系は第22編成以降でVVVFの素子が変更され、Si-IGBTからSiC-MOSFETとなりました。音に関しては非同期モードが少し長くなったように思えますが、Si-IGBT車と比べて特に際立った違いは感じられません。

>>走行音(13022) 128Kbps RA10

収録区間:東武スカイツリーライン 春日部→一ノ割

>>走行音(13022) 128Kbps RA10

収録区間:東武スカイツリーライン 一ノ割→武里
 
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