台灣鐵路管理局E1000型 -- VVVFインバータ制御・西部幹線、北廻線、宜蘭線 |
![]() 新竹を発車した松山行き自強號 電化区間を走る「自強號」用の車両として1995年に登場した特急型車両です。編成両端の先頭車が動力(機関車)となったプッシュプル方式で、中間車は全てトレーラーとなります。動力となる先頭車は南アフリカのユニオン社(Union Carriage & Wagon)製で、中間車は韓国の現代精工で製造されました。制御方式はVVVFインバータ制御で、英国・GEC製の主変換装置(GTO-VVVF/CONVERTER)が導入されました。運用は西部幹線の自強號がメインで松山〜高雄の他、南は屏東線の屏東、北は宜蘭線の花蓮まで乗り入れします。最近では電気系統の故障が多発しているようで、対応に苦慮し問題となっています。 >>加速音 収録区間:縦貫線 板橋発車時(ホーム上から収録) 起動と共にブロワーモータによる送風音が大音量で聞こえてくるので、変調音はほぼ掻き消されてしまいます。公開するファイルでは微かに変調音が聞こえてきます。GEC製のGTO-VVVFなわけですが、変調音はソウル地下鉄4000系のGEC製VVVF車と同じパターンです。ただ、音程は高めで音の変化もゆっくりしています。 |
先頭車の側面に南アフリカ・ユニオン社のプレートが貼られています。日本製、韓国製の車両に見慣れると、この「South Africa」と書かれたメーカーズプレートにかなり違和感を感じてしまいます。中間車(客車)は韓国の現代精工製です。
■行先表示機 行先表示機はLEDです。行先駅名の間に「山」や「北」という字が表示されますが、これは列車の経由路線を示すもので、「山」は縦貫線の山線経由、「北」は北廻線経由という意味です。また、行先表示は英語との交互表示で、表示が変わるときは縦にスクロールします。 |