台北捷運C371型 -- VVVFインバータ制御・淡水線〜新店線、新北投支線、小碧潭支線 |
C371型(本線用編成・6連) |
北投駅を出発するC371型 C371型の本線用編成は、淡水線系統の増備車として2006年に登場しました。製造は川崎重工で、再び日本製に戻されたことになります。C371型は従来車と比べると様々な箇所で差が見受けられます。まず、編成両端の先頭車は一部分を除き座席が設置されておらず、混雑に対応した内装となりました。他にもテールライトのLED化、車内監視カメラの設置、ドアが開くときにもドアチャイムが鳴るなど様々な違いがあります。更に前面のLED行先表示機もフォントの大型化と輝度のアップにより見やすくなりました。VVVFインバータは三菱製の2レベルIGBTで、東京地下鉄10000系やE233系などと同じ変調音がします。なお、本線用編成は淡水線〜新店線運用に限定されており、今のことろ中和線運用に入っていないようです。 >>走行音(1301) 収録区間:新店線 萬隆→景美 収録区間:新店線 萬隆→公館変調音はかなり小さく、おまけに空調音とVVVF装置からのブロワー音がうるさいのできれいに録れません。変調音自体は台湾に来てまで聞きたくないような典型的な三菱2レベルIGBTなのですが、このタイプで素子冷却が強制通風式なのはかなり珍しい部類に入るでしょう。起動と共にVVVF装置から送風音が入るのですが、なぜか回生制動時には入りません。 |
■内装(本線用編成)
混雑時を考慮したのか、先頭車の一部に限り座席が設けてありません。その代わりにステンレス製の台が設置されています。 ■行先表示機 側面の行先表示機は車内から設置されています。「往〜」で「〜行き」という意味です。行先の下に表示される色はラインカラーで、新店行きは新店線系統なので「緑」色にLEDが点灯します。 ■車内自動放送 北京語→台湾語→客家語→英語の順で流れるユニークな自動放送です。乗換のない中間駅の放送は駅名を言うだけで素っ気ないです。 |
C371型(支線用編成・3連) |
北投駅に進入する新北投支線のC371型 七張駅に進入する小碧潭支線のC371型 中途半端な存在であった新北投支線のC301型、小碧潭支線のC321型の置換えとして導入されました。本線用編成では先頭車はシートレスでしたが、支線用編成は3両の短編成ということもあり、先頭車ロングシートが設置されました。ちなみにC371型の車体はC301型と同一設計になっており、側面窓の大きさや前面非常扉はC301型と同じ形状となっています。 >>走行音(小碧潭支線・3398) 収録区間:小碧潭支線 小碧潭→七張 本線用編成と同じく三菱IGBTで、収録した3398号車は爆音が大きいです。C371型のドアチャイムは従来車とは別バージョンです。発車前に聞こえるベルのような音は駅のスピーカーから流れる発車ベルで、台北捷運の全ての駅で流れます。 |
・三菱電機製VVVF装置
例により素子冷却は強制通風式です。2つの箱に分かれており、左側はゲート制御部で右側はインバータ部だと思います。左側には通風口があり、ここから送風の音が聞こえてきます。左側には「MITSUBISHI」のロゴが貼られています。
■内装(支線用編成) 本線用とは異なり、先頭車にも座席が設置されています。ところが、台北捷運車の変則的な座席配置ではなく、1両全てがロングシートになっています。中間車は通常の座席配置です。 支線では中間駅がないので表示内容もこれだけです。 防犯のためでしょうか?普通に乗っている分には気になりませんが、写真を撮っていたり音を収録していると結構気になります…。 ■行先表示機 側面の行先表示機は車内から設置されています。「往〜」で「〜行き」という意味です。行先の下に表示される色はラインカラーで、小碧潭行きは新店線系統なので「緑」色に点灯します。 |