台北捷運C321型 -- VVVFインバータ制御・淡水線〜中和線・新店線、板南線〜土城線 |
C321型(淡水線系統) |
![]() 北投駅を出発するC321型 C301型の後続形式として1998年に登場した車両です。C301型は川重製でしたが、C321型はドイツのSIEMENSで製造されました。外観はベースとなったC301型に酷似していますが、前面がライトグレーに塗られたほか、側面の窓も若干大きくなっています。そして何より走行音が一変しました。制御装置は車両製造と同じくSIEMENS製のGTO-VVVFインバータで、日本では聞けないパターンの変調音がします。非同期モードで音が1段階変化するのが特徴です。 淡水線系統で活躍するC321型は編成数が少なく、当たる確率も低いです。 >>走行音(1110) 収録区間:淡水線 中山→雙連 収録区間:淡水線 民権西路→圓山 収録区間:淡水線 芝山→士林非同期モードで音が1段階変化するのがポイントで、1段階変化した後の非同期は京急2100形などと同じです。起動時はモーターからの唸りも大きく、迫力があります。C301型では音が小さすぎて収録には苦戦しますが、C321型は変調音がはっきり聞こえてきます(空調音は避けられませんが…)。 |
C321型(板南線系統) |
![]() 永春駅を出発するC321型 淡水線では少数派のC321型ですが、板南線・土城線では編成数も多く主力として活躍しています。板南線系統なので、行先表示機の下にあるLEDは「青」に点灯します。 >>走行音(1130) 収録区間:南港線 永春→市政府 収録区間:南港線 國父紀念館→忠孝敦化 収録区間:南港線 國父紀念館→忠孝敦化 収録区間:南港線 善導寺→台北車站音に何ら違いはありません。編成によって異音が入ったり、同期モードでの変調音が爆音気味なったりする個体差が結構あるように思えます。 |
台北捷運のVVVF装置の素子冷却は全て強制通風式で、このSIEMENS製も例外ではありません。装置の中央部に通風口があり、そこから常に送風の音が聞こえてきます。SIEMENSとあって、京急2100形の装置形状とどことなく似ています。
■行先表示機(板南線系統) 側面の行先表示機は車内から設置されています。「往〜」で「〜行き」という意味です。行先の下に表示される色はラインカラーで、板南線は「青」色にLEDが点灯します。 |