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ソウルメトロ(ソウル交通公社)新2000系 <直流電車> 地下鉄2号線
1次車

聖水支線用4連・2057F(聖水駅)


1次車のステンレス車体はビードプレス方式

2005年、従来の2000系を置き換えるために登場したソウルメトロの最新型車両です。2号線では初のステンレス車となり、1次車の車体工法は韓国鉄道公社2000系などと共通です。2号線の本線用10両編成と聖水支線用の4両編成がそれぞれ製造されました。制御装置はソウルメトロでは初のIGBT-VVVF(2レベル)となり、メーカーは現代ロテム(素子は三菱電機製)です。また、内装では車内屋根部には火災報知器が設置された他、新製時からステンレス座席を採用するなど車内の難燃化対策も強化されています。
>>走行音(聖水支線用4連・2157) 128Kbps RA10

収録区間:2号線(聖水支線) 龍踏→聖水 (2008年2月)
韓国の地下鉄車両で定番の現代ロテムのIGBTですが、IGBT自体は三菱電機製のようです。かなり独特な音で、キャリア分散のない高い音の非同期は同期に移る前に上がります。同期1パルス以降の音の響きが個人的にかなり好きだったりします。
2次車

聖水支線用4連・2059F(聖水駅)


2次車のステンレス車体はビードレス車体

ビードプレス方式のステンレス車体だった1次車でしたが、2次車からソウル都市鉄道7000系などで実績のあるビードレス方式で製造されました。内装では座席がステンレスから難燃モケットとなり、座り心地が向上しました。また、貫通扉が一般的な引き戸から強化ガラス製の半自動ドアとなり、ソウルメトロの新しい試みが多い車両となりました。1次車と同様、本線用10両編成と支線用4両編成がそれぞれ製造されましたが、本線用編成では中間のT車に旧タイプの2000系が2両組み込まれています(内装や外装は新2000系に合わせてリニューアルされています)。また、2次車ではドアエンジンが電気式に変更されています。
>>走行音(10両編成・2223) 128Kbps RA10 ←ドアが閉まるときに車外スピーカーから流れるブザーが新タイプになっています。

収録区間:2号線 トゥクソム→漢陽大 (2008年2月)

>>走行音(10両編成・2223) 128Kbps RA10

収録区間:2号線 漢陽大→往十里 (2008年2月)

>>走行音(10両編成・2223) 128Kbps RA10

収録区間:2号線 上往十里→新堂 (2008年2月)

>>走行音(聖水支線用4連・2159) 128Kbps RA10

収録区間:2号線(聖水支線) 龍踏→聖水 (2008年2月)
VVVF装置は1次車と同じなので、音に変化はありません。1次車との違いとしては、ドアが閉まるときに車外スピーカーから流れるブザー音が2次車では新タイプに変更されています。ドアエンジンはKORAIL5000系の最新タイプと同じ電気式となり、静かな開閉音がします。
現代ロテム製VVVFインバータ装置

パワーユニットは三菱や日立のIGBTに似ています。「PEM」って何の略でしょうかね。

1次車内装

新製時からステンレス座席を採用しています。座席両端部の手摺の形状は独特です。車内屋根部には3000系と同タイプのLCDが設置されています。

2次車内装

ステンレス座席がモケット化され、座り心地が良くなりました。他にもスタンションポールが設置されたり、吊り輪が緑色になったりと色々変更されてる部分が多いのですが、一番目を惹くのはガラス張りの貫通扉です。

半自動の貫通扉(2次車)

2次車で設置された半自動の貫通扉です。東京地下鉄10000系のようなガラス張りで、右側にあるスイッチを押すと自動でドアが開きます。阪急9300系と同様、閉めの操作は自動です。

 
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